ひょんなことから、世間を騒がせた「田母神」論文を手に入れたので、読んでみた。
自分の視点からいうと、3割はまともなことで、7割が「マジで!」という内容の構成だった。
ネットで見つけたので、興味を持ったら読んでもらいたい。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf
日本の植民地運営に関しては、いわゆる学校教育ではあまり触れられていないが、実際にはかなり力を入れていたといわれている。
これは、朝鮮に一時住んでいた祖母も同じようなことを言っていたので、たぶん間違いないと思われる。
そこをしっかり述べているという点では、「間違いではない」と思う。
ただ、その問題と中国に攻め入り、張作霖爆殺事件や盧溝橋事件を一緒にして「悪いことではない」と述べるのは違う気がした。
論文で述べている通り、確かにその当時としては列強国と呼ばれる国は、多かれ少なかれ当時の日本と同じような行動をしていたのは事実である。
しかし、それは決して許されるものではないと思う。
しかもどこに根拠があるか自分は専門家でもなんでもないので、よくわからないが、こともあろうに「コミュンテルム」をその黒幕にあげたのである。
これは、たぶん通説ではなく俗説なのだと思うが、いわゆる国の防衛のトップがこともあろうに俗説を採用するのはいかがなものかという感じをうけた。
と、いろんなことを書きたいが長くなりすぎると何を言いたいかわからなくなってしまうので、このへんで。