Rambler love peace

~世界の片隅から~

デジタルとアナログ

どーも、Snashiです。

まぁ、こんな挨拶はどーでもよいのです。


先日、先生方と飲んでる時にパソコンやらメールやらデジカメ、ケータイなどの話が出ました。
上記に上げたのは、いわゆるデジタル製品と呼ばれている物です(まぁ、モノじゃないのも含まれていますが)。
で、まぁ、そんなモノがイッパイある世界で育った我々には、仕組みもなんとなく理解はしてて(正確に理解してるってことはあんまりない気がする)、むしろそれがちゃんと使えるか、使えないか(つまり、0か1ってやつですね)のほうが重要だったりする。
最近では、これが思考にも所謂「デジタル思考」という名で呼ばれている。
ぶっちゃけこれは、0か1なので時間を短縮して結果だけを求めることができる。
しかし、そこまでの過程というものが失われてしまう。

 

閑話休題

 

その昔、丸山眞男は、FAXがどうしてもわからなかったそうだ。
FAXした紙がそのまま電線を伝わり、紙がそのまま出てると思っていたそうである(そういえば、日本に電話が入ってきて、その電線に手紙をつるしたという話がありますけど、それに似ていますね。)。

この話は非常に興味深い話なので、そっから今回のブログを書こうと思ったわけだが……。
丸山眞男は、その詳細な仕組みがわからなかったので、そのように考えていたようである(いわゆる過程であり、アナログな部分)。
今の我々からすればそんなことはどーでもよいと言えばどーでもよいのである。

実に丸山眞男はその時代と考え方を順に追って、論理的に説明しようとしたのである。
確かにこれはアナログ的な思考を文章にしたものではある。
しかし、もしそれをデジタル的な思考で結果だけをまとめられていたら、日本政治思想について誰も気づかなかったであろう。


確かに、現代においてはデジタル的なモノがものを言う時代なのであろう。
しかし、アナログ的なモノがその思考にまで根幹で影響を及ぼし、それによって証明された事実があったということも忘れてはいけないと感じる。